2006年04月15日

消費者金融に思うこと

 ようやく風邪から復帰。でもまだ喉の痛みが残ってます。週末はゆっくり過ごそうと思います。

 さてアイフルが最低3日の営業停止処分を受けました。個人的には金借りる必要を感じないので、どうでもいいというか、ザマぁみろわーい(嬉しい顔)という感覚でしかありません。やはり3%程度の利子で資金を調達して29%以上の高利で貸し付けるなんて、人様に自慢できる商売じゃありませんな。ましてや違法な取立てなど豪語同断であります。
 これらの消費者金融と手を組んでいる金融機関(三菱東京UFJ、三井住友、みずほなどなど)も、親会社として責任を感じてくれないと困りますね。世界中に一体どれだけ心から尊敬できる金融機関が存在するのかと... 数えてみたくなりますね。少なくとも日本の大手金融機関は尊敬するどころか軽蔑の念しか浮かんできません。

 一方、借りる側にも問題があると思います。のっぴきならない理由というのはあるのかもしれません。でも本当の意味で「どうにもならないから消費者金融に頼る」正当な理由って、非常に稀なのでは?
 何の裏づけも無いけど実施されてる融資の98%以上は少し借り手が我慢すればしなくても良い借金なのではないかと思います。いや本当は99.9%以上といいたいくらいなのですが...

 自分が何のためにお金を支払っているのか をもっと意識する必要がありますね。 見栄のため?女の子にもてるため?一瞬の楽しさのため? 本当にそのお金を使う必要があり、支払う価値のある商品やサービスなのか? できるのならば自分のためにプラスになるだけでなく、他人に対しても、社会に対しても役に立つお金の使い方をしたいものです。


 私が勤める会社はいくつかの製品で世界的なシェアを持っており、ある製品では日本国内でも非常に大きなシェアを持ち続けています。電気店へ行けば私の会社のロゴが並び、ずらりと商品が陳列されています。当然その隣には競合他社の製品も並んでいます。 お客様はそれらの商品の中から念入りに性能、値段を鑑みてお買い上げになるわけですが、やはり自社製品を購入されているところを見かけると非常に有り難く、店員ではないのでお客様にお礼を言うわけにはいきませんが、心の中でお礼を言うことにしています。
 値段としては数万円、さらに正確に言うと事業部が違うので私の給料になるわけではない。だけれどもお客様が真剣に考えて、大切なお金を使って自社製品を購入してくださった気持ちを考えると頭を下げないわけにはいかないのです。 だからもっとよい商品を出して行こうとも思えるのです。

 消費者金融を含めた金融機関の職員にはこういった気持ちがあるのでしょうか?非常に疑問です。お客様の財産をどのように考えているのでしょうか?数百万、数千万程度の資産しかもっていない人はクズ客くらいにしか思っていないのかもしれませんね。更に軽い気持ちで借金をしようとする客には普通預金の3万倍の利子で貸し付けて、あとは適当に追い込んで何倍もの利子を取り立ててやろうと考えているのかもしれない。  お客様の財産をどのように考えているのでしょうか?

 こういった尊敬できない企業姿勢であっても企業自体は存続できるでしょう。でも誰からも尊敬されず疎まれる存在でいいのでしょうか?

 こういった企業へ投資をする側も良く考えなければならないでしょう。企業のSRIやCSRを口やかましく言う前に、投資家個人のSRI(社会的責任投資)が問われるべきです。ライブドア被害者を名乗る人々はその標本みたいなもの。儲かれば良いていどの気持ちで低俗な企業へ自分の財産の大半を、しかも借金までして投資をして、スッカラカンになったから責任を取れといわれても、(゚д゚)ハァ?くらいの反応しかできませんよ。

 企業も個人ももっと高い理想を持たなければ社会は良い方向へ行きません。よく自分の頭で考え、良い手本となる会社や団体から学び取るべきです。
posted by Windy City at 22:38| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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