以前から「買おうかなぁ」と思いつつも、「同業他社さんの創業者だし...」みたいな卑しい心が邪魔をしてなかなか踏ん切りがつかなかった。
評価は イイ(゚∀゚)イイ ◎ イイ(゚∀゚)イイ である。まだ全部は読んでないけどムチャクチャイイ(゚∀゚)イイ。
やっぱり同じ企業家とはいえ、ホリエモンみたいな下劣な人間とは違いますね、松下さんは。いくつかの文章を読んでみて これだったらお金が集まってくるのは当然だ と思わされましたよ。やはり心が良くないと、良い商売はできないんですね。
とことん人を愛し、大衆に奉仕し続けると、事業も人生も良くなるのかもしれません。
一番最後に次のような文章がありました。
日本よい国
桜が散って、若葉が萌えて、目のさめるような緑の山野に、目のさめるような青空がつづいている。身軽な装いに、薫風が心地よく吹きぬけ、かわいい子供の喜びの声の彼方に、鯉のぼりがハタハタと泳いでいる。
五月である。初夏である。そして、この季節もまた、日本の自然のよさが生き生きと脈うっている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。自然だけではない。風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与のすぐれた国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。
全くその通りであります。私もそうありたいと願っています。