2006年04月18日

道をひらく

 今日はこんな本を買ってきた。松下幸之助さんの随筆集であり、すでに400万部も売れている本だそうだ。


 以前から「買おうかなぁ」と思いつつも、「同業他社さんの創業者だし...」みたいな卑しい心が邪魔をしてなかなか踏ん切りがつかなかった。

 評価は イイ(゚∀゚)イイ ◎ イイ(゚∀゚)イイ である。まだ全部は読んでないけどムチャクチャイイ(゚∀゚)イイ。

 やっぱり同じ企業家とはいえ、ホリエモンみたいな下劣な人間とは違いますね、松下さんは。いくつかの文章を読んでみて これだったらお金が集まってくるのは当然だ と思わされましたよ。やはり心が良くないと、良い商売はできないんですね。
 とことん人を愛し、大衆に奉仕し続けると、事業も人生も良くなるのかもしれません。

 一番最後に次のような文章がありました。

日本よい国

 桜が散って、若葉が萌えて、目のさめるような緑の山野に、目のさめるような青空がつづいている。身軽な装いに、薫風が心地よく吹きぬけ、かわいい子供の喜びの声の彼方に、鯉のぼりがハタハタと泳いでいる。
 五月である。初夏である。そして、この季節もまた、日本の自然のよさが生き生きと脈うっている。
 春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。自然だけではない。風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与のすぐれた国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
 日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、このよい国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
 よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
 もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。



全くその通りであります。私もそうありたいと願っています。
posted by Windy City at 23:06| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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