東海地震の想定震源域から約100キロ西の三重県志摩半島付近で、今年1月から、ゆっくり地震が起きている可能性があることが国土地理院の観測で分かった。21日の地震予知連絡会(大竹政和会長)で報告した。
ゆっくり地震は、陸側のプレート(岩板)と、その下に沈みこむフィリピン海プレートとの間で起きるゆっくりとした滑り。東海地震との関連が注目されている。
浜名湖周辺で00年からゆっくり地震が起きていたが、05年までに停止した。今回のゆっくり地震はそのすぐ南西隣で起きた可能性があり、陸側プレートが今年1月からの半年間で南東方向に約1センチずれたと見られる。
国土地理院の熊木洋太・地理地殻活動研究センター長は「今後も観測を続け、東海地震などへの影響を評価したい」と話している。【中村牧生】
で、調べてみたら→ http://wwwsoc.nii.ac.jp/geod-soc/web-text/part3/kawasaki/kawasaki-1.html
1989, 1992, 1994年の各三陸沖地震では本震の後にゆっくり地震が起きているらしいのでそんなに珍しい現象ではないのかも。
ただ今回の志摩付近のゆっくり地震では激しく揺れる本震も無い様なので、ゆっくり地震のみの地震(?)ということになるのかな?