2006年11月26日

独裁者に思う

 以前からこの会社の上層部は気になっていたのですが、遂に解任騒動にまで発展してしまったようですね(w

 この会社(セイコーインスツル)を気にしていた理由は
  • 大学のクラスメイトがここで働いている(はず)
  • 以前自分が働いていた会社がここと関連がある
  • 今回解任された御曹司があまりにもイタすぎる

     ちょっと前までこの御曹司は 「代表取締役 名誉会長」 なる役職を名乗っていて「遂に気が狂ったのかなぁがく〜(落胆した顔)」と思っていたら、解任される直前には「代表取締役会長兼社長代行兼CEO/COO/CFO」になっていたのね。可笑しすぎる。(下記記事参照)

     会社の中って非常に社会主義的じゃないかと昔から思っていて、これがセイコーインスツルのようなワンマン経営者がいるところとなると北朝鮮と何も変わらないのね。
     民主的な会社ってあるんでしょうか?何をするんでも多数決で決めるとか、その前に選挙やっちゃうとか。小さい会社ならそれでもいいかもしれないけど、ある程度の組織になると経営陣が方針を決めて、社員はそっちの方向へ一致して進んでいかなければならないはずです。そういった意味で会社組織は民主主義的、自由主義的ではなく、社会主義的、独裁的でなければならないわけ。(独裁的というのはどうも語弊があるが)
     Googleは社員の意見が経営によく反映されると報道されているけれども、あそこはちょっと特殊だね。社員一人一人がとても優秀で経営者としてもやってゆけるレベルにある集団だから、民主的な運営が可能。でももっと大きな組織になったら、今のようにはいかなくなるでしょう。

     じゃぁ、経営者はどうすれば解任されないようにできるのでしょうか?

     やはり究極的に求められるのは人生の基軸としての 道徳心、倫理観、人を想う心 なのではないでしょうか?金持ちの道楽や趣味のために会社は存在するのではない。法人格を取っている以上、たとえ非上場企業であっても社会的責任を負っていることを決して忘れてはいけない。

     アホな経営者に言いたい 「さっさと消えろ」
     優秀な経営者に言いたい 「健全な道徳観を持った社員を育てて欲しい」




     明治14年に服部時計店を興した創業一族の御曹司として、セイコーグループ再編を期待された服部純市氏(55)が、セイコーインスツル(SII、千葉市)の代表取締役会長兼社長代行を突如解任された。一族の長老が見放すほどの専横ぶりの背景には、懇意にしていたという「コンサルタント」の影もちらつく。
     「いかに影響力が低下したとはいえ、創業者の服部一族はセイコーグループ各社にとって『王家』のような存在。当主の礼次郎氏(現セイコー名誉会長)にお伺いを立てないで、御曹司を解任できるはずがない。純市氏のあまりのワンマンぶりに、幹部が総出で泣きついたんでしょう」
     関係者は「つまり一族にも見放されたということ」と指摘する。
     16日夕方、SII本社で臨時取締役会が行われた。招集の理由は純市氏の意向で退任が決まった取締役2人の後任選びだったが、「純市氏の解任」を求める緊急動議が提出され、純市氏を除く4人全員が賛成。解任が決議され、純市氏は19日付で取締役も辞任した。
     セイコー創業者、服部金太郎氏のひ孫として生まれた純市氏は、慶応大工学部、米スタンフォード大を経て、SIIの前身に入社。学生時代は「最高で年間100日スキーをしていた」(本人談)。2000メートルの高さから直滑降したり、自動車A級ライセンスを取得してカーレースに出場するなど、「スピード狂の変わり者」(関係者)として社内外に知られた。
     平成11年に48歳で社長、13年には会長に就任。創業家からグループ企業の社長が出るのは13年ぶりで、一躍、次のグループ総帥候補と注目された。「セイコー、SII、セイコーエプソンの中核3社で事業の住み分けができておらず、競合部分もあった。各社の大株主である純市氏は再編の切り札と期待されていた」(関係企業社員)。
     だが、強いリーダーシップは諸刃の剣だった。15年4月には経営について、月刊誌上で「究極は感性の世界。あとでつけた説明はロジック」と語っていたが、感性の経営は業績に結びつかず、同年、副会長に降格した。 それでも実権は握り続け、社名を鶴の一声で「セイコーインスツルメンツ」から「セイコーインスツル」に変更。自身も「純一」から「純市」に改名した。同社関係者は「個人的に懇意にしていたコンサルタントの進言で、ゲン担ぎしたと噂された」と語る。
     いったんは経営の一線から退いたが、今年5月、当時の社長を健康上の理由で相談役に追いやり、「代表取締役会長兼社長代行兼CEO/COO/CFO」として返り咲き。冗談のような肩書のままに、2つの子会社の上場方針の凍結、タイに研究所新設、環境事業に新規参入など、ワンマンぶりも急加速した。
     諫言する幹部を降格や退職に追い込み、「例のコンサルタントの言うことしか聞かなかったのでは」(前出関係者)。解任を求める請願書には部長級50人が名を連ねた。
     解任翌日、新社長による社員向け説明会に先立ち、純市氏は壇上で「私にだって言い分がある」と演説を始めたが、社員からは「引っ込め」などの罵声が飛んだという。
     前出月刊誌で「会社の経営に比べたら、レースなんか全然安全」と語るなど、立場を理解していたはずの純市氏。アクセルを踏むばかりで方向を見失ったか、あえなくコースアウトとなった。 
  • posted by Windy City at 03:04| 東京 ☀| Comment(39) | TrackBack(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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