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本日の産経新聞 正論欄の大阪大学名誉教授 加地伸行氏の記事には我が意を得たりと感じた。タイトルは「ホリエモン叩きでは問題は解決せず − 古典・古人から学ぶ道徳教育の道」というもの。
上っ面だけのホリエモン叩きでは根本的な問題を解決することはできず、道徳観が重要であると言うもの。しかも必要な道徳観は紀元前のものから学ぶことができ、そういった教育は重要である。
まさに今の日本に必要なものは国語教育、古典教育、道徳教育であろう。これは子供だけが学校で習えばいいというものではない。むしろ自虐史観を摺りこまれ、我が儘と言う『権利』と身勝手と言う『自由』ばかりを主張する親の世代にこそ必要な教育だ。
全てを引用することはできないので、最後の一文だけ引用しよう
ITもいいが古典教育も
コンピューターも大事ではあるが、コンピューターは所詮は入力されたものだけについて伝えるのであって、そこに入力されていない厖大な古人のことば、古典といった<知的遺産>とは無縁である。しかし、その<知的遺産>をこそ吸収すべきであろう。
とすれば、学校において、IT教育と並んで<無用の用>である古典教育をこそなすべきではないか。すぐれた政治が行われる時代−至治の世とは、そういう品格のある国政ではないのか。
空言虚辞を好んだ永田代議士の偽メール事件を生んだ状況について、古人はすでに予告している。「至治の世には、其の民 空言虚辞を好まず、淫学流説を好まず」(『呂氏春秋』知度)と。
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たしかに必要だと思います。
今は自分で学ばせる道徳教育が主流ですが、古典教育のように教える道徳教育も大切でしょう。
私の世代は道徳の時間はあってないようなもんで、非常にないがしろにされていたので、私自身教えられたことのない惨めな世代です。
少なくともこれからの世代には是非、修身の時間を持っていただいて、日本人として必要な道徳、古典を身につける機会を与えていければなぁと考えています。
まずは自分が精進しないといけませんが...