ところで、麻原彰晃の控訴棄却に関する社説が出揃いました。
【読売】松本裁判棄却・弁護団の姿勢に問題がある(3/29)
【産経】麻原被告控訴棄却 弁護側責任は極めて重い(3/28)
【日経】控訴審なしで確定する松本被告の死刑(3/28)
【毎日】松本被告の裁判 姿も見せずに終結とは残念だ(3/29)
【朝日】オウム教祖 重病か仮病か知りたい(3/29)
やはり異彩を放っていたのが我が朝日伝聞であります!

「弁護団も真剣」らしいが、何に真剣だったのかが問題なんだよ。結局、裁判を引き伸ばし、松本被告の命を永らえることだけが目的だろうが。
そもそも、題名の「重病か仮病か知りたい」というが、高裁は検察側の精神鑑定結果を採用し、仮病であると結論付け、さらに弁護側がそれに対抗しうる控訴趣意書を屁理屈をこねて出さなかったのが棄却の原因だろう。すでに「仮病である」と結論は出てるんだよ。朝日伝聞君。お前の目は節穴か?それとも左を向きすぎて、何事も直視できなくなってしまったのか?
一番笑ったのが「法廷で正気かどうかを正面から論じ合うことはできないものか」の部分だ。 法廷ってそういうことをする場所なのか?(゚Д゚)?
物知り顔でこの程度の浅はかな論理展開しかできない新聞なんぞ存在価値が無いんだよ。裁判を受ける権利を悪用し、少しでも命を永らえようとする姑息な奴らを、「人権」というエゴで擁護しようとするバカどもにものを言う資格など無い。

オウム教祖 重病か仮病か知りたい
あまりにも唐突だった。オウム真理教を率いた松本智津夫被告の裁判が打ち切られることになった。
控訴趣意書を弁護団が期限までに出さなかったので、法廷を開くことはできない。東京高裁がそう決定した。弁護団の異議が高裁や最高裁で認められない限り、一審の死刑判決がそのまま確定する。
あれほど社会を震わせた危険な集団のボスの裁判である。書類の未提出という理由で裁判が終わってしまうのは、なんとも中途半端な感じがする。
弁護団はこう主張してきた。接見しても被告とは会話にならない。おざなりの趣意書を書くのは弁護人としてとるべき態度ではない――。
高裁はこれを退けた。昨年1月、8月と期限を延ばしたのに趣意書を出さないのは悪質な引き延ばしだというのだ。
もちろん裁判所も弁護団も真剣ではある。だが、はたから見ると、「宿題を出せ」「出さない」といがみ合う教師と生徒のようだった。
生徒は「宿題が的はずれ」と言い張る。教師は「決まりは守れ」と怒りにかられ、生徒を落第処分にしてしまう。生徒はぎりぎりになって宿題を出すと言ったが、手遅れだった。教師の出方を読み間違えたのだろう。
しかし、ことの核心は、書類の未提出という手続き上の問題ではない。地下鉄や住宅街に劇物や毒物をまいた首謀者として一審で死刑を宣告された人物がいま、訴訟に耐えられる精神状態かどうかの争いが背景にあるのだ。
一審の途中から、被告は、ほうけたような態度を取り始めた。法廷で居眠りをする。意味不明の英語を発し続ける。「私は甲子園の優勝投手だ」などとわけのわからないことを言う。
弁護団は「長い拘置所暮らしによって精神に変調をきたした」と主張する。妄想などの症状が出ており、裁判の前に治療を急ぐべきだというのだ。
高裁は仮病説に立つ。理由として、死刑判決の日に拘置所に戻った被告が「なぜなんだ、ちくしょう」と大声を発して判決を批判したことなどを挙げる。
重病ならば、一時、治療を試みるほかない。仮病だとしたら、到底許すことはできない。こんな形で裁判を打ち切るのではなく、法廷で正気かどうかを正面から論じ合うことはできないものか。
審理に戻る場合でも、この先、何年も費やすようでは困る。弁護士一家が惨殺されてから16年、地下鉄サリン事件からでも11年になる。遺族たちには「刑の確定を急いで」という声も出ている。
弁護団は高裁決定を「暴挙だ」と批判し、控訴趣意書を提出した。異議を申し立てる準備もしている。
異議申し立てを審理する裁判官には、控訴趣意書を正面から吟味してもらいたい。趣意書に法律家としての誠意が見られるなら、控訴審を開く方向に軌道を改める余地もあるだろう。
そもそも、あぐらかいて宙に浮くってやってた人ですからね〜。
私は行かなかったけど見に行った人に聞いたら、なんだかわけのわからんことを散々しゃべって、最後に質問は?っていうから、「飛んでください」っていったら、なんだかんだと言い訳して結局飛ばなかったと... いうことですた。(-_-)
ちなみに浪人しているときに、彼らは選挙に立候補して、代々木駅の前で信者の女の子がお面かぶって踊ってたな。浪人生に小突かれてたけど。今となっては笑える思い出です。