2006年05月13日

自殺対策基本法

 今はやりの勝ち組、負け組という考え方があるが、私は所謂負け組に属する人々の中で、やる気も無く、権利ばかり主張する人が大嫌いである。

 しかし、一方で(勝ち組、負け組み関係ないかも知れないが)精神的に追い込まれ自殺をしてしまう人、もしくは自殺未遂をしてしまう人についてはもっと社会的なサポート、セーフティネットが必要だと強く思う。

 今日のニュースで初めて知ったが、自殺した家族を持つ人たちが「自殺対策基本法」の制定を求めて全国で署名活動を行ったという。
 団体の性格、主張がまだよくわからないので、すぐに賛成というわけにはいかないが、しっかりとした基盤を整備する必要があると私も思う。


 年間の自殺者数が7年連続で3万人を超える中、特定非営利活動法人(NPO法人)や遺族らが13日、社会全体で自殺を防止するための自殺対策基本法(仮称)の制定を求め、秋田、東京、神奈川、京都、大阪、福岡、佐賀の全国7カ所で街頭署名活動をした。
 年間の自殺者数と同じ3万人の署名を集め、来月に衆参両院議長に提出する予定。基本法の法制化は与野党の国会議員に働きかけ、議員立法を目指したいとしている。
 政府は昨年末、2015年までに年間の自殺者数を約2万5000人に減らすことを目標に総合対策をまとめた。しかし、対策を進める根拠となる法律はなく、「作文や掛け声倒れになりかねない」との懸念が出ている。
 このため、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」(東京)など全国の約20団体が協力し、自殺対策基本法の制定を求める署名活動に乗り出した。基本法では対策を「国の責務」と位置付け、自殺の実態調査や遺族支援などを官民一体で推進することを掲げている。 (19:15)



 私が以前勤務していた職場でも、先輩が自殺してしまったことがある。原因はハッキリとしない。自殺の10日ほど前、その先輩と私は同じ日に休日出勤をしていた。いつものように何かくだらない話でもしに行こうかと考えていたが、忙しく機会を逸してしまい話すことができなかった。
 私は今でも話をできなかったことを悔いている。話しをしたところで自殺を食い止めることができたとは思えない。でも失われてしまった大切な命を想う時、いつでもそう考えてしまう。

 自殺とともに鬱に苦しむ人も増えている。社内には休職せざるを得ない人もいる。私自身は現在のところそういった症状は無いが、何時自分の身にも起こるかわからないと覚悟し、注意するようにしている。それくらい身近な病気になってきているということだろう。

 自分も含めて問題を一人で抱え込んでしまう時、どうしたら良いか途方に暮れる時、心の闇が自分を覆ってしまい、病気や最悪の結果に人間を陥れてしまう。SOSを自らどう発信するのか、他人のSOSをどのように察知し、受け止めるのか。難しい課題が個々人や社会全体に突きつけられているのではないかと考える。


 [追記]
毎日新聞にはこんなコメントが出ていた。ハッキリいって嘘だと思う。勝ち組と思われる人にも悩みはある。精神的に追い込まれることはある。なんでも二元論で考えるのは、白黒付けやすいから楽なのかもしれないが事態はそんなに単純ではありませんよ。先生。 まじめに研究しろや。

 野田正彰・関西学院大教授(精神医学)は「自殺者の増大は格差社会の影響が大きい。勝ち組は弱者へのいたわりがなくなり、負け組とされる人たちは挫折感を強く感じさせられている。競争に勝つため、子どものころから相手に弱点を見せられず、本音が話せなくなり、人と人とのつながりが薄れている」と話している。(毎日新聞)
posted by Windy City at 22:43| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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